リソースが限られている中小企業ほど、ホームページで集客できるようになりたいと強く望んでいますが、実際にホームページから集客できているという話はあまり聞きません。
むしろ、「ホームページが役に立たない」という話の方が圧倒的に多いと感じます。
では、なぜ役に立たないホームページが溢れてしまっているのでしょうか。その理由を分かりやすく説明していきたいと思います。
役に立たないホームページになる3つの原因 目次
1.WEB制作会社選びで失敗している
ホームページを作ってくれるWEB制作会社は、フリーランスの方なども含めて世の中にあふれています。
その中から、本当に信頼出来て頼れるWEB制作会社を選ぶのは、かなり目利きが必要です。
ほとんどのWEB制作会社では以下のように謳っています。
- 初期SEO対策もバッチリで安心!
- 綺麗なデザインで見やすく魅力的なホームページを作ります!
- スマホやタブレットにも対応したホームページです!
- 集客できてお客様も大喜びの声を多数いただいてます
制作にかかる料金も、ピンからキリまで幅がありすぎて何を信じて依頼すれば良いかもわからないのではないでしょうか。
実際、本当に集客できるホームページを作ってくれるWEB制作会社は少ないのが実情です。
デザインを勉強した人、ホームページの作り方を勉強した人は、集客の仕方や本格的なSEO対策について学んでいません。
綺麗で見やすいホームページをつくるスキルはあっても、どうやってアクセスを増やし、集客できるようにするかは素人です。
自社で契約をとってきて成り立っているWEB制作会社はもしろ少なく、主要業務とは別に細々と副業的に行っていたり、下請けでデザインや制作だけをやっているというケースが多いため、ブラックな労働環境な会社が多い業種でもあります。
そんな中から、頼れるWEB制作会社を探すのは至難の業と感じるかもしれませんが、幾つかの見抜くポイントがあります。
こちらについては「頼れるWEB制作会社を見抜く4つのポイント」でご紹介させていただいていますで、そちらをご覧ください。
仕様書を作ってから依頼をかける
ホームページを制作するにあたっては、ページ数や導入するシステムやプログラム、対応するブラウザなど、様々な要件によって工数も変わり、料金も変わってきます。
相見積もりをとるにあたって、同内容の条件で見積りを出してもらわないと比較検討する事もできません。
自社内に専門的な知識をもった人がいないことが多いと思いますので、そうした場合は最低限以下のような内容を一覧表に分かりやすくまとめておきます。
- ホームページを作成する主な目的
- ターゲット層
- デザインの要望(色や雰囲気、イメージに近い参考サイトなど)
- 必要な機能
- 対応するブラウザ、デバイス
- サイトマップ(サイト構造・ページ構成)
- 写真は提供できるのか、撮影してもらいたいのか
- 納期
必ず複数社に話を聞き、見積もりを依頼する
ホームページ制作について、相場や流れなどがよくわかっている人がいる場合でも、必ず複数社に会って話を聞きた上で見積りを依頼するようにしましょう。各社の見積り項目や金額の違いに驚かれることと思います。
そうすることで、ある程度の知識や流れ、考えるべきポイントなど大枠がざっくりと理解できますし、それぞれの業者の話し方や内容、連絡のスムーズさなどで信頼できるかどうかの見極めもある程度できます。
基本的に規模の大きなホームページ制作業者ほど見積り金額は高くなってくると思います。デザイナー、ライター、ディレクター、エンジニアなど分業が進んでいて、それぞれがチームになって制作に関わってきますので、その分料金は高くなります。
中小のホームページ制作業者で良心的で質の良いサイトを作ってくれるとろがお買い得になってきます。
ちょうど、マイホームを建てるのに大手を選ぶのか、工務店を選ぶのかとよく似ています。
安いけど低品質なものを作るところが多い業界ですので、そのあたりの見極めが重要になってきます。
また、ひどいホームページ制作業者の場合は、メールを送ってから数日~1週間後に返答が返ってくるということも結構あります。
弊社でリニューアルさせて頂いたお客様にお聞きしていると、以前の業者を解約された理由にスポンスの悪さを挙げられることがよくありますので、事前にそうしたことが無いかをチェックしておくと良いでしょう。
2.制作会社へ丸投げで、自ら積極的に関わろうとしない
集客できるホームページを作るためには、ホームページ制作業者と二人三脚で積極的にかかわりながらホームページを作る必要があります。
- とりあえず、デザイン作ってみて。それから考えるから・・・
- パンフレットや会社案内わたすから、適当に作って・・・
- 素人でよくわからないから、任せます・・・
依頼する側が、ホームページに対する明確な目的とイメージを持たないまま丸投げで業者に任せても、集客できるホームページが作れるはずがありません。
ターゲットはこんな人で、セールスポイントはこんなことがあって、これでは絶対に他社に負けない!などといったものを打ち合わせた上で、どのようなページ構成で、どういった流れで問い合わせに繋げるかということを作り上げていく事になるので、本気で一緒に考えるつもりがなければ集客できるホームページは出来上がりません。
しかも、ホームページは完成してからがスタートです。いくら時間をかけて練り上げたホームページでも、そのままで爆発的な集客力を誇るものができるとは限りません。そこから試行錯誤を重ね、コンテンツを見直し、追加しながら育てていく必要があります。
ホームページを作る専門家に任せたのだから、集客できるホームページができるはずだ!
という勘違いから、完成後に思うような成果がでてこないと、WEB制作会社に「高い料金支払ったのに、何とかしろ!」とクレームまがいの要求をされるケースも目立ちますが、それは大きな間違いです。
ホームページ制作業者が作ったサイトが全て抜群の集客力があるのであれば、世の中のホームページ制作業者の多くは優良企業で沢山上場しているはずです。
少し話が逸れてしまいましたが、ホームページが完成しても何もしなければ成果がでてこないのは当たり前です。
ホームページにアクセスをしてもらうためには、様々な施策を打っていかなければなりません。
WEB広告をだすのか、SEO対策を頑張っていくのか、SNSやブログなどから誘導するのかなど、様々な方法でホームページにアクセスしてもらわなければ、見てもらう事さえできないのです。
つまり、ホームページはむしろ完成してからすべきことの方が多いのです。
そこは、WEB制作会社とガッツリ一緒になって二人三脚でホームページを育てていくという考えで積極的に取り組んでいかないと、本当に役立つホームページにすることは不可能です。
ホームページへアクセスを集めるための方法については、こちらの記事をお読みください。
3.中途半端に自作でホームページを作っている
ホームページ作成に大きな費用をかけられないという中小企業や個人事業の方に多い話で、若手社員に勉強させたり、自分で勉強して自作しようと頑張っているケースです。
確かに、現在は無料で素人でも簡単にホームページを制作できるサービスは沢山出てきています。
しかし、それはあくまでもテンプレートを使って、それなりのデザインのホームページを作れるというだけであって、SEO対策の実務や集客につなげるためのページ構成やコンテンツの順番、ライティングスキルというものは、別でしっかりと勉強しないといけません。
頑張ってつくったけど、まったくアクセスが増えない・・・
という状態が続いてモチベーションを失い、やっぱりホームページは役に立たない!と投げ出してしまうことになります。
諦めずにSNSやブログを頑張ってホームページへ誘導したり、メルマガを書いたりされている場合もありますが、ホームページ自体がイマイチなものになっているために、いくらアクセスしてもらえるように誘導しても一向に成果にはつながらないという結果になります。
自分で作るという場合は、ホームページのページ構成やコンテンツの内容、流れの作り方、SEO対策、WEBマーケティングについて自分でしっかりと勉強して試行錯誤しながらノウハウを蓄積していく覚悟で臨みましょう。
時間と労力はかかりますが、スキルを身に着けることができれば、大幅なコスト削減が実現できるだけでなく、将来にわたっての集客・事業展開にむけて大きな武器になります。
このCHOSEを運営するビジネススクウェアのホームページ制作サービスは、自力ホームページを作成することから始まり、事業として成立するまでに成長することができました。成せば成るです。
それができる自信が無い場合は、頼れるWEB制作会社をみつけることが一番の近道です。