テレビCMや雑誌などでもよく見かけた時期があり、認知としてはかなり高くなっていると感じるサービスですが、意外に知らない人が多いので驚きます。
そんなことから、今日はクラウドソーシングサービスについてご紹介させて頂きます。
目次
クラウドソーシングとは、
インターネットを通じで、不特定多数の人に業務を外注(アウトソーシング)することを総称して、クラウドソーシングと言われています。
フリーランスの方や、在宅ワークとして個人のスキルやノウハウ、趣味を活用して副業で受託されている方が多く、こうした方々と業務を外注したい企業をマッチングする仲介サイトがいくつも生まれています。
さまざまな業務を扱う総合型のサービスを提供する代表的なサイトをいくつか以下に紹介させていただきます。
クラウドワークス
様々なサービスについて仲介している総合型のクラウドサービスサイトを運営されています。
クラウドソーシングの先駆けとなったサイトで、ホームページ制作やロゴデザイン、ライティングをはじめ、様々な業務について外注できます。
国内シェアNo1、仕事発注数No1(2018年10月~2019年10月)となっているので、発注する側としては選択肢の1つとして入れておきたいところです。
ランサーズ
ランサーズもクラウドワークスと同様に、総合型のクラウドサービスサイトとなっており、案件数も非常に多いのが特徴です。
実績や評価を基にランク認定するシステムが導入されており、人気のランサーを探して依頼することができます。
クラウドワークスでも同様に受注実績や評価がつけられていますが、フリーランスの方に寄り添ったサービスをされているという印象です。
ココナラ
上記2つに比べて後発ですが、その分テレビCMでよく宣伝していたので認知度は高くなっているのではないでしょうか。
「得意を売り買いココナラ」といったキャッチフレーズをよく聞きました。
CMで急激に利用者が増えて伸びています。
利用の仕方で便利で低コスト
様々な業務について、とても低価格から引き受けてくれる人が存在します。だからといってどんな業務でも安い人に頼むと失敗することがあるので注意が必要です。
依頼する業務について、本職の人がフリーランスとしてクラウドソーシングサービスに登録して受注している場合もあれば、日ごろは正社員として働きながら、そのスキルを使って副業的な形で週末活動している人もいますが、逆に単なる趣味で少しやっている人や職業訓練や民間のスクールに通ってちょっと習いましたという人が登録している場合もたくさんあります。
副業としてされている方が安くで受けてくれる場合なら期待できますが、納品する仕事にプロとしての自信がないから安くしている人に依頼すると安かろう悪かろうの品質のものが出来上がってきますので、利用された方のレビューなどを参考に、信頼できるかどうかを見極める必要があります。
賢い利用の仕方としては、チラシやロゴ、パンフなどのデザインをコンペ形式で発注するという方法です。
沢山の人が応募してくれれば、その中から気に入ったものを選ぶので失敗はありません。印刷物であれば、プリントパックなど印刷費用が安いところへ納品データを出せば低予算で済みます。
失敗しがちなものとしては、ホームページ制作(コーディング)依頼するケースです。ホームページはデザインだけでなく中身の作り方もかなり重要になってきます。それが検索順位にも大きく影響してくるからです。実績のデザインを見ることはできるかもしれませんが、中身が優れているかどうかは素人の方にはわかりません。
制作を安いからといって頼むと、デザイン通りに見た目は仕上がるかもしれませんが、中身はプロがみるとひどい内容になっている可能性があります。
また、ホームページは完成してからが本当のスタートです。メンテナンスが大切になってきます。
メンテナンスを依頼していて突然連絡が取れなくなるということも想定しておかなければなりません。WEB業界ではそういったトラブルで駆け込んで相談に来られることが少なくありません。
ドメインの移管手続きもできず、結局新規にドメインを取得して新しく立ち上げ直すしかないことになると手塩にかけて育てたものをすべて失うのですから大損失です。そういう意味で、WEB制作の場合は安さで選ぶと失敗する可能性が高いでしょう。
制作ではなく、中身のコンテンツの文章をライターの人に依頼すると、とてもいい文章を作ってくれる方もいるのでコンテンツSEOとして、記事のライティングを頼むのはいいかもしれないですね。
総じてデザイン系サービスの場合は依頼しやすい業務としてクラウドソーシングサービスには適しているといえます。
ロゴデザインの場合は、通常デザイン会社に依頼すると2~3案で5万から高いとこだと数十万や数百万というケースもあります。
クラウドソーシングで頼めば、数万円の仕事に沢山の人から提案が出てきますので、本当に気に入ったものを選べる可能性が高くなります。
写真撮影も、便利なもののひとつです。
こうしたクラウドソーシングでは、フリーとして活動するカメラマンの方も多く、趣味の延長のセミプロのような方から、カメラマンとして生計を立てているプロのカメラマンまで沢山の方がいます。
通常出張撮影でカメラマンを依頼すると、半日で4~5万、1日で10万程度の料金がかかってきます。
ですが、クラウドソーシングで、近くで活動するカメラマンに依頼すると、半額以下でお願いできるも多くありますので、ちょっとした記念日などの撮影から、ホームページなどに掲載する用の商品撮影、ポートレートの撮影など、幅広く活用できます。
特に、ホームページ用に撮影する場合は、写真の綺麗さで随分とホームページの印象は変わります。
お店や事務所の写真、商品の物撮り、代表やスタッフのポートレートや接客風景など、とても雰囲気良くできあがりますので、カメラが趣味で自信があるような方以外は、自分でスマホやコンパクトデジカメで撮った写真をホームページに使うわないほうが無難です。
他にも、チラシやパンフレット、名刺などのデザインも依頼すると、業者に依頼するよりも安上がりになります。
ですが、長期的にメンテナンスが必要なものについては、こうしたクラウドソーシングで依頼するのは適さないといえます。
前述したホームページ制作もそうですが、プログラムもその一つです。メンテナンスもその都度依頼して更新してもらうような場合は、連絡がつかなくなった時のことを想定しておく必要があります。
クラウドソーシング便利なサービスですが、使う用途に適しているかどうかはしっかりと考えて依頼するようにしましょう。