コーポレートサイトとは別に採用サイトを作成して優れた人材を獲得できるようにしましょう!
そんな営業をWEB制作会社からされたことはありませんか?
少子高齢化が進む日本において、有料の求人広告を出しても以前よりも応募が少なくなってきていて、人材確保が難しくなってきています。
ですから、高い求人広告を毎回出すのではなく、自社の良さをアピールできる採用サイトを作成して求人を集めた方が費用も抑えることができてメリットがあるように思えます。
ですが、実際にその求人サイトから求人を集めることは本当に可能なのでしょうか?
WEB制作会社の口車に乗せられて求人サイトを作成したとしても、その求人サイトへアクセスを集めるための方法が明確でなければ誰もアクセスしてきません。
結局のところ、リスティング広告や有料求人広告を出して採用サイトへ誘導するという本末転倒な手段を講じる事になりがちです。
無料で採用するなら、ハローワークの求人でいいじゃないか!
と思われるかもしれません。確かに、それで有能な人材が応募してきてくれるのであれば、それが一番の手段です。
しかし、ハローワークの求人票には決まった書式の内容しか書くことができず、自社の良さや業務内容、条件面について、詳細に記載することが難しいという側面があります。
今回、ハローワーク以外で無料のサービスを使って、コストゼロで採用を実現する方法をご紹介します。
【無料で応募を集めて採用を実現する流れ】
たったこれだけです。
弊社は求人開始から2週間で25名の応募者を集め、無事に優秀な人材を採用できました。
それも完全に無料でです。
なんだ、結局求人サイト作ってるじゃないか!!!
と思われるかもしれません。
ですが、WEB制作会社によって単純に作られた求人サイトと大きな違いがありますので、是非最後までお読みください。
1.無料の自社専用の採用サイトを作成する
近年、リクルートやエン・ジャパンなど人材会社大手では、ホームページ作成の知識が無くても誰でも簡単に求人サイトを作成できる以下のようなサービスを提供しています。
幾つかの決まったテンプレートの中に、掲載する写真や文章を入れていくだけで採用サイトが出来上がる仕組みになっているので、本当に誰でも作成できます。
応募者の管理・連絡のやりとり・進捗管理まで、管理ツール内ですべてできるのでとても便利です。
できれば入り口は多い方がいいので、両方とも登録しちゃいましょう。
面倒くさがらずに、先輩の声や福利厚生など、用意されているコンテンツのテンプレートを追加しながら、写真などを入れて、しっかりとした内容の求人サイトを作成するようにしてください。
ポイントは以下になります。
2.自社の魅力、働き甲斐をしっかり伝える
一番大切なのが、この作業です。利用登録をしたら、自社の魅力や働き甲斐、福利厚生、先輩社員の声など、さまざまな情報を提供しましょう
年収や休みだけで応募してくるような方に、優秀な方を見つけることは難しいです。
自社で働くことによって、どういったスキル・キャリアをつめるのか。
どういった仕事内容で、どんな魅力があるのか。
出産・育児休業はとれるのか。
など、自分が働くとした時に、気になることを全て解決できるように情報提供しましょう。
3.求人サイトへの導線を確保する
サイトが完成したら、自社ホームページやSNSなどから、採用サイトへリンクするようにしましょう。
正直、自社ホームページからのリンクでアクセスがあるのは、ほとんどありません。
TwitterやFacebook、Line、InstagramなどSNSで募集を投稿してリンクすると、うまくアクセスを得られる可能性もありますが、こちらも余程うまくやらない限りアクセスを多くは集められません。
では、何のためにやるのか?ということになりますが、求人サイトは一時的なものではありませんので、サービスが継続される限り公開しておきます。
求人サイトのSEO効果を高めるためという事になります。
それでも、求人というキーワードなどで上位表示ができるとは思わないでください。
社名で検索された時に、上位表示されてくるかも。というレベルです。
社名で検索された際に表示されるようになっていれば、応募する前に「社名」で検索してホームページを確認する人も多いでしょう。
そんな時に、この求人サイトを見てもらえればということです。
ですから、そんな長い目でサイト運営するつもりでなければ、この項目は無視して頂いても大丈夫です。
4.求人サイト内で労働基準法に合致した求人を作成する
ここまで準備できれば、あとは求人サイト内での書式にのっとり、求人票を作成して公開するだけです。
この段階でも、2で意識したように応募する人に魅力的に思ってもらえるように詳しく作成することが重要です。
求人サイト内に書いている内容と多少重複したって大丈夫。
というのも、求人票の内容だけをみて応募してくるかどうかを判断する人も多いからです。
Airワークやエンゲージで作成した求人票は、インディードやGoogle やYahooのしごと検索に自動的に反映されるようになっています。
しかも、法的に問題ないかどうか審査が入るので、意図せず違反してしまったという心配もありません。
さらには、応募者の管理ツールも無料で利用できるという大きなメリットもあります。
この3点が、WEB制作会社で作ってもらう採用サイトとの大きな違いです。
もちろん、WEB制作会社にIndeedなどにもしっかり反映される仕組みで採用サイトを作ってもらうことも可能ですが、その分制作費用は高くなってしまいますので、高額な費用を払って応募者管理できないのであれば、いつかサービスが無くなってしまうかもしれませんが無料で使えるサービスで良くないですか?
公開してから日数が経ってくると、インディードやしごと検索で表示されにくくなってきます。
閲覧数や応募が減ってきたなと感じたら、コピーして新しい求人を作成して公開するようにしましょう。
いかがでしたか?
要は、応募者が知りたい情報をしっかりと伝えるということが重要になります。
いくら求人サイトを作っても、そのサイトを訪問してくれた求職者が魅力に感じる内容でなければ応募は集まりません。
かといって、実態と異なる虚偽の内容で応募を集めて採用したとしても、すぐに退職して離職してしまいますので、結局は元の木阿弥です。
つまり、結局のところは働く社員が働きやすく、やりがいのある、魅力のある会社作りをすることが重要だということです。
社員の代わりはいくらでもいる!と従業員満足度に目を向けない会社は、何をやっても社員の応募や定着は望めません。
また、最近では口コミサイトへの、従業員、元従業員からの書き込み、評価をまとめているサイトも増えてきていますので、ひどい扱いをしていると、そうしたサイトへの辛辣な投稿をされてしまう事になり、応募が集まりにくくなる危険性もあります。
労働者人口が急激に減ってくる今後、圧倒的な売り手市場になってくることは間違いありません。
いくら求人を出しても応募が来なくなってからでは遅いので、しっかりと職場環境を整えていくようにしましょう。