検索エンジンの性能が向上し、小手先のSEO対策が通用しなくなってきてから、コンテンツSEOがWEB集客の主流になっています。
検索エンジンが評価するページ、コンテンツとは、ユーザーにとって役立つ良質なコンテンツであり、そうしたページが検索で表示されるように取り組んでいるとGoogleは常に言っています。
そうした、良質なコンテンツを量産していくことで、GoogleやYahooといった検索エンジンで上位表示を実現し、集客していく手法を「コンテンツSEO」といい、年々重要視されるようになってきています。
ここでは、コンテンツSEOのメリットやデメリット、手順について分かりやすく解説していきます。
目次 コンテンツSEOについて
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOという言葉をお聞きになったことがある方も多いのではないでしょうか。
GoogleやYahooなど検索エンジンでキーワード検索から集客を狙う手法の1つで、近年注目を集めているSEO対策の1つです。
ユーザーが知りたい・求めている情報を継続的に発信し、ロングテールでのアクセスを増やしつつ、サイト全体での内部SEO対策を充実させて検索順位を上げていくことで、アクセス数の増加を目指していきます。
こうしたコンテンツSEO対策が注目されるようになったのは、Googleのアルゴリズムの変化が影響しています。
以前は、意図的に作成された大量の被リンクや隠しテキストや隠しリンク、不自然にキーワードを詰め込んだ文章(ワードサラダ)など、悪質で小手先のSEO対策が横行していました。
それに対応するために、Googleが評価の仕組みを大幅に見直しペンギンアップデートとパンダアップデートと呼ばれる改編を行いました。
これによって、そうした小手先のSEO対策は見事に見抜かれるようになり、低品質なページはペナルティを受けて検索順位は大幅に低下しました。
こうした本来のあるべき検索エンジンの姿に改善されたことで、ユーザーに役立つ情報を提供しているページが上位に表示されるようになったことで、コンテンツSEOが注目されるようになったのです。
質の高いコンテンツとは?
では、質の高いコンテンツとは、何を言うのでしょうか。
ユーザーが知りたい・求めている情報についての、専門的で詳しいオリジナルな内容のコンテンツということになります。
では、ユーザーが知りたい情報とは何でしょうか?
それは、よく検索されているキーワードが、多くの人が知りたくて検索している情報ということなります。
あなたが販売・提供している商品やサービスについて、よく検索されている内容について網羅されるようなページ構成や、ページ内のコンテンツ構成をしていくことで、質の高いコンテンツで構成されたページとホームページが出来上がります。
でも、「よく検索されているキーワードがわからない!」と思われるのではないでしょうか。
よく検索されるキーワードを調べる方法は、実はいくつかあるのですが、手軽なものをご紹介します。
1.Google広告のキーワードプランナーを使う
2.ラッコキーワード https://related-keywords.com/ で調べる
1のキーワードプランナーは、Google広告を出稿する際に、広告を表示させたい検索ワードがどの程度のボリュームの検索数があるのかを調べることが出来るツールで、Googleアカウントをもっていれば無料で利用できます。
2のラッコキーワードは、ユーザー登録など何もなく利用できるツールで、とても便利です。
GoogleやYahooで検索した際に、検索結果の下の方に表示されている、よく検索されている他のキーワードがありますが、それを集めて一覧にして表示してくれます。
関連コンテンツ:コンテンツSEOに必須!よく検索されるキーワード調査ツール
コンテンツSEOのメリット
コンテンツSEOのメリットは、うまく効果がでてくれば長期にわたって集客効果がはっきされるということです。
WEB広告に頼っていると常に広告費をだして出稿していなければいけませんし、DMやチラシ広告の効果も時間と共に急速に効果を失ってしまいます。
ですが、コンテンツSEO対策によって自然とアクセスが集まるようになると、その効果はずっと継続されることになります。
もちろん、社内でコンテンツを作成していくだけの人件費は必要になりますが、それ以外の費用は掛かりません。
社内に人員の余裕がなくリソース不足の場合には、コンテンツ制作をライターなど外部に委託することでも実施は可能で、長期的に診れば低コストです。
また、小手先の手法ではなく、検索エンジンが昔から求めている王道の対策であるため、検索順位が突然落ちるという心配もかなり少ないので、安定した集客が可能になります。
さらに、コンテンツを蓄積していくことでサイト全体の評価も高くなり、SNSで拡散されたり被リンクを獲得できるようにもなり、相乗効果でビッグキーワードでの上位表示も夢ではなくなります。
コンテンツSEOのデメリット
コンテンツSEOの良い事ばかりを述べてきましたが、良い事ばかりではありません。
デメリットについても触れておきます。
コンテンツSEOのデメリットは、何といっても時間と手間がかかるということです。
検索エンジンで評価されて上位に表示されるだけの良質なコンテンツのページを作成するには、文章構成の検討から執筆まで結構時間がかかります。
さらに、それを継続して作成していくためには、時間と労力がかなりかかります。人員も限られている中で、慣れないこうしたコンテンツ作成にリソースを割くことができない中小企業が大半ではないでしょうか。
だからといって業者に外注してコンテンツを作成してもらうと、月々数万円から10万以上の費用がかかります。
安く作成するためには、クラウドワークスなどライターに依頼する方法もありますが、質を確保するためには結局は自社内で最終チェック校正していくことになるので、できれば社内で作成することがベストです。
コンテンツSEOの手順
基本的にはお客様となる方が知りたがっている情報を網羅することが重要になります。
お客様の疑問や悩み、要望について、回答となるページを整備していく事がコンテンツSEOになります。
コンテンツSEOの手順は以下のようになります。
1.自社の商品・サービスを求める人の要望・悩み・疑問を洗い出す
ターゲットとなるお客様を具体的に想定し、そのお客様が抱えている要望や悩み、疑問を徹底的に洗い出し、リストアップしていきます。
あまり数が出てこない場合は、前述したようなラッコキーワードなどのツールを使って、商品やサービス名と一緒にどのようなワードが検索されているのかを調べて想像します。
2.重複しないようにコンテンツを一覧にまとめる
書き出した内容から、これから書いていくコンテンツを一覧にまとめていきます。
まだ、この時にはキャッチーなタイトルになっていなくても大丈夫です。
内容が薄くなりそうなテーマについては、いくつかをまとめてひとつのコンテンツに出来ないかを検討します。
コンテンツ内容の似通った重複するページが無いように、1テーマ1コンテンツになるように注意しながらまとめます。
3.選んだテーマのSEOワードを絞る
コンテンツのリストができたら、いよいよ原稿の作成にとりかかります。
1つ目のテーマのコンテンツで、狙っていくSEO対策ワードについて、ラッコキーワードなどのツールを使って、共起語・サジェストワードを調べます。
こうした共起語やサジェストワードを盛り込んだコンテンツを作ることで、ユーザーが求めている情報を網羅したコンテンツになりやすく、検索エンジンにも評価してもらいやすくなります。
関連コンテンツ:更新頻度を上げてSEO効果を高めよう
4.競合サイトを調査する
狙っていくSEO対策ワードで実際に検索した際に上位にでてくるサイトが、現状で評価の高い競合サイトになります。
そうしたサイトで、どのような内容がかかれているかを研究しましょう。
既に調べた共起語やサジェストワードを使いながら、コンテンツが構成せれていることに気づくはずです。
また、表現の仕方や、文章の流れなど、参考になる部分が沢山みつかります。
5.コンテンツ原稿を書き上げる
まずは、コンテンツの中での目次を作成することから始めます。
文章の流れを考えずに書き始めるよりも、まとまりのある読みやすい構成の文章をつくることができます。
また、目次をつくってからコンテンツを作成する事はライティングの基本です。そうすることで慣れてくると原稿を書くスピードも上がってきます。
書き上げた文章については、誤字脱字がないかもチェックしましょう。しっかりと読み返してみると、意外と、修正した方がいいと感じる部分にも気づけます。
6.書き上げた原稿をCMSに落としこんでページを作成して完成
書き上げた原稿には、適度に図や画像を挿入していくことをお勧めします。
文章だけでは、読む方が疲れて離脱してしまう可能性が高くなります。
この地道な作業を将来に向けた積立型の投資だという感覚で頑張ることで、
勝手にホームページから集客できる夢のような状態を作ることができる
と思って是非取り組んで頂きたいです。