ホームページを作る側でも知らない人が結構いるのですが、ホームページの中身の作り方次第で検索順位は大きく変わります。
ホームページはHTMLという言語とCSS(スタイルシート)というデザインを指示するファイルに、javascriptなどのプログラムを必要に応じて使いながら作られていますが、ブラウザ表示されるのは、これらのファイルによって表示された結果だけなので、普通の人は裏側のHTMLは見えません。
EdgeやChromeを使ってインターネットを見ている場合、以下の手順でHTMLをみることができます。
(スマホでは無理ですのでパソコンで試して下さい)
- ホームページを開いている状態でマウスの右クリック
- ウィンドウのメニューの「ページのソースを表示」をクリック
Edgeやchromeなど、ブラウザでホームページを見ていると、デザインが綺麗かどうか、サイト内の移動がしやすかどうかといったデザインや操作性の部分の良し悪ししか判断できないと思いますが、検索エンジンが見ているのは、このHTMLです。
検索エンジンはHTMLをみて評価する
HTMLの書き方が非常に汚くて無理矢理な手法で強引に作成している場合でも、ブラウザで表示すると綺麗に見えるように作ることは可能です。
しかし、検索エンジンはHTMLをみてページを評価し、検索順位に反映させていきます。
つまり、ブラウザ上でのホームページの見た目や中の文章は全く同じでも、HTMLの作り方次第で検索エンジンからの評価は大きく変わってきます。
内部SEO対策に無知なWEB制作業者に依頼した場合、評価されにくい構造のHTMLで作られている可能性が非常に高いです。
HTMLが汚く評価されにくい仕組みで作られたホームページは、幾らデザインが綺麗でおしゃれで問合せまでの導線がしっかり考えられていても、まったく検索順位が上がってこないために、いつまでたってもアクセスは増えてきません。
最終的にはWEB広告に頼るか、役に立たないホームページということで放置されるという結果になります。
HTMLのどこを確認すればよい?
前述したように、ホームページのHTMLは誰でも確認することができます。
HTMLが適切に作られているかどうかは専門的な知識がないと難しいのですが、知識のない方でもわかる部分として、最低限以下のポイントを確認してみてください。
1.タイトルタグに各ページでオリジナルな内容がつけられているか
HTMLの割と最初の方に、以下のように書かれている部分があるはずです。
<title>このページのタイトルが書かれています</title>
この部分に書かれている内容が、検索エンジンの検索結果にリンクがついて表示されてくる部分になります。
SEO対策をする上で、この部分の書き方で順位は結構変わります。
各ページで狙っている検索キーワードを使って、ページの内容を簡潔にキャッチ―に伝えられるように書くことが重要です。
サイト内でタイトルが重複しないように考えるようにします。
2.各ページの大見出しである<h1>タグが適切に使われているか
こちらも、割とHTMLの最初の方に出てくることが多いですが、無知な業者の場合は使っていないこともあります。
以下のように記述されている部分がh1タグですが、ページタイトルの次に重要になってくる大見出しを表します。
<h1>このページの大見出しが入る</h1>
ページの大見出しなので、各ページで異なる内容になるはずですが、無知なWEB制作業者が制作している場合は、ロゴマークや会社名の部分に利用されて、全てのページが同じ大見出しという設定になっているケースが多いです。
ページのタイトルと似た内容になってくると思いますが、普通に考えると全く同じではないのが当たり前です。
3.中見出し・小見出しとして書かれている部分に、見出しタグが使われているか
普通、文章を書く際には、以下のような構成を意識されていると思います。
タイトル
●大見出し
リード文
●中見出し
本文
●小見出し
本文
●中見出し
本文
●小見出し
本文
●まとめ・結論
ホームページの各ページを作成する際にも、上記の構造で作成されているはずです。
各ページで狙いたいキーワードが定まっていれば、中見出しや小見出しの中にも毎回とは言わず適度にキーワードが含まれてきているはずです。
検索エンジンも、この見出しの部分に注視しながら評価していきます。
HTMLにおいて、この見出しを表すものは、<h1>から<h5>まで5つあり、大見出しがh1で、数字が大きくなるほど小見出しになっていきます。
通常は、h2からh4くらいまでまとめています。
HTMLを表示して、原稿として見出しとして考えていた部分に、きちんと上記の見出しタグが使われているかを確認してください。
SEOを意識して作成されている場合、見出しに該当する部分には適切に見出しタグが使われ、適度に狙っているキーワードが含まれているはずです。
また、見出しタグが隣接して連続で使わないようにすべきなので、連続してつかわれていないかも確認しておきましょう。