ホームページ制作を依頼されるお客様からすると、WEB制作会社と何回も打ち合わせをして、デザインや構成についてのやりとりもしてようやくホームページが完成したら、もうお腹いっぱいで解放感に浸って全て終わったという気持ちでしょう。
ですが、ホームページは完成してからが重要になってきますので休んでいる暇はありません。
ホームページは完成したというのは、集客に向けてのスタート地点に立ったにすぎません。
どうやってホームページへアクセスを増やすのか?
完成した内容が本当に集客につながっているのか?
などPDCAを回しながら、どんどんホームページを育てていかなければなりません。
そうして初めて365日24時間働いてくれる優秀な営業スタッフにホームページがなるのです。
役立つホームページに育てるための6つの必須作業
1.URLの正規化
URLの正規化とは、ホームページのアドレスについて、
- http://www.sample.comかhttps://sample.comなのか
- httpsかhttpなのか
- /index.html がつくのかつかないのか
といったことを統一化するという作業です。検索エンジンは全て別のアドレスとして認識しますので、サイト内部でのページ間のリンクの仕方や、外部サイトからリンクされるアドレスがバラバラになっていると、SEO効果が分散して正当な評価が受けられなくなります。
サイトの内部リンクや外部サイトからの被リンクを正しいURL1つに集約して、評価を分散させないようにすることが重要です。
URLの正規化には、canonicalタグを使う方法やhtaccessファイルを使うがありますが、ホームページ制作会社で作ってもらっている場合は依頼しておくとよいでしょう。
WEBサイトを公開するにあたって行う基本中の基本の作業ですが、URLの正規化がされていないホームページがかなり多いことに驚きます。
2.Googleアナリティクスの設置
Googleアナリティクスとは、Googleが提供してくれているアクセス解析ツールで、これ以上に高機能なものはないくらいのツールですが基本的に無料で利用できます。WEB制作会社に依頼すれば設置までやってくれるはずですし、提供さえるCMSによってはこれを管理画面で見れるようになっている場合もあります。
どのページが良く閲覧されていて、どのページでサイトから離れてしまっているのか、各ページやサイト内での滞在時間はどれくらいなのかなど、様々な情報が得られ、WEBサイトの改善や見直しなどに大いに役立ちますので、ホームページを活用するためには必須のツールですので必ず利用するようにしましょう。
利用の仕方については、こちらをご覧ください。
3.Googleサーチコンソールに登録
Googleサーチコンソールも、Googleから無料で提供されているツールで、ホームページがマルウェアに感染していないかどうかや、ホームページに異常が発生した場合に通知してくれるなどといった機能があり、どちらかというとWEB制作会社がメンテするために便利なサービスになっていますが、WEB制作会社のほうで設定してくれているケースは少ないので、設定してもらうように頼むか自分で設定するようにしましょう。
4.Googleマイビジネスに登録
Googleマイビジネスについても、無料で提供されているツールで集客に役立つとても大切なツールです。
こちらについては、すでに別の記事で書いていますのでご覧ください。
5.SNSで更新情報を発信(連携)
TwitterやFacebook、Instagram、Lineなど、様々なSNSがあり、それぞれに特色があってターゲットとなる年齢層なども異なってきます。
お客様の事業の特色に合ったSNSを活用して、ホームページを拡散していきましょう。
ホームページにそれぞれのSNSへリンクすることも大切ですが、ホームページの更新情報が自動的にSNSへ配信されるように連携することも大切です。
SNS上でファンを獲得することでホームページへアクセスを集めることができますし、キャンペーンなどホームページでの更新情報がタイムリーにSNSへ配信されることで、多くのユーザーに商品やサービス、店舗、ホームページの存在を知ってもらえる機会が増えます。
こうしたSNSで投稿していく際に、事業所の名称や住所、電話番号も含めておくようにしておくと、MEO対策にも有効です。
Googleマイビジネスに掲載している情報と統一しておくことが重要ですので、その辺りは注意してください。
関連記事:自分でやれるMEO対策とその手順
6.ホームページで情報発信、コンテンツ更新
現在のGoogleで検索順位を上げるためには、ホームページ内のコンテンツの質と量が重要になってきます。
ですので、これが一番重要ということになります。
ユーザーが知りたいと思う情報を詳しくかつ見やすくまとめているページを評価する傾向が強くなっており、コンテンツSEOと言われるようになっています。
新しい情報を追加・更新していくことが重要になりますので、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使って、どんどん情報を発信していきましょう。
その際に注意すべきは、お客様が知りたい情報かどうかという点になります。以前は店長ブログやスタッフブログなどをホームページ内につくって、何でもよいのでページを更新しておけばよいといった時期もありましたが、現在ではそれはお勧めできません。
関連性のないコンテンツがサイト内に増えれば、逆にGoogleからの評価は落ちていくことになります。
例えば、税理士事務所のホームページにおいて、所長ブログを作って、税務や会計、財務のこととは関係のない記事を大量に書いていた場合、このホームページは、何のテーマのホームページだと評価するでしょうか?税理士を探すユーザーが知りたいと思うコンテンツに、所長の日常のブログ記事は必要でしょうか?
Googleは、サイトのテーマとの関連性を重視します。
ですので、サイトテーマと関連性のない記事が増えていくと、検索順位は落ちる可能性が高くなっていきますので注意が必要です。