もっとも手軽に始めることのできるマーケティングとして、幅広く利用されているリスティング広告。
仕組みを知らず、どのように始めたら良いかもわからないという方もいらっしゃると思いますので、わかりやすく説明させていただきます。
目次
- リスティング広告とは
- 広告表示される順番はどう決まる?
- リスティング広告が適しているケース
- リスティング広告の始め方
リスティング広告とは
リスティング広告とは、PPC広告(PayPerClick)や検索連動型広告とも呼ばれる広告で、検索エンジンでキーワード検索した際の検索結果に、下記のように表示されてくる広告のことです。
検索結果の一番最初に表示されてきますので、インターネットにあまり詳しくない方は広告と気づかないままクリックしているケースもあります。
広告をクリックされてはじめて課金される(クリック課金)ようになっていますので、広告が表示されていてもクリックされない場合には広告費はかかってきません。
広告表示される順番はどう決まる?
リスティング広告では、クリックされた際にかかる料金であるクリック単価の上限を設定できます。(上限クリック単価)
上限クリック単価を高く設定しているほど広告表示の順番を上げることにつながりますが、それだけではなく広告の品質(品質スコア)も関連してきます。
品質スコアを決める要素としては、以下の3つが挙げられます。
- クリック率 (広告が表示された回数に対するクリックされた割合)
- 設定したキーワードと広告文の関連性
- 広告からリンクした先のページ内容との関連性やユーザービリティ
こうしたチェック基準で品質スコアが10段階でつけられ、クリック単価×品質スコア の結果で広告ランクがきまって順番が決まってきます。
つまり、品質スコアが良ければ、低単価でも広告が上位に表示されるようになってきます。
ですので、魅力的な広告文を作成してクリック率を上げるとともに、狙っているキーワードでユーザーが必要としている内容のコンテンツが用意できているかといったことも重要になってきます。
リスティング広告が適しているケース
検索結果に表示されてくる広告ですから、ユーザーが求めているニーズが割とはっきりしていて、何を調べたいのかがわかっているケースでは、リスティング広告の成果が出しやすくなってきます。
その他、クリニックや整体・整骨院など、周辺の地域の方がターゲットになっていてる場合で、自然検索で順位があがらない。或いは、WEBサイトを制作したばかりでSEOにこれから取り組む場合などにも効果的です。
近年の検索エンジンは地域名を含む検索をするとその地域にある店舗が優先的に表示されてくる傾向が強いため、例えば大阪市内にある店舗が、隣接する市町村名で検索されてもSEOで上位を目指すことが難しくなっています。
どうしても隣接した市町村名の方にも見てもらいたい場合は、リスティング広告を利用することができます。品質スコアは低くなる可能性があるので単価が高くなるかもしれません。広告を出している競合が少ないキーワードが狙い目になります。
リスティング広告の始め方
リスティング広告を利用する場合は、Google広告、Yahoo!広告のいずれかになります。
現在の検索エンジンのシェアは、Googleの方が圧倒的に多いことから、どちらかを選ぶ場合はGoogleを選ぶ方が良いと言えます。
Google広告の場合は、Goolgeアカウントをもっていればすぐに利用できます。
Google広告にログインしたら、表示される手順に沿って設定していくと手軽に開始することができます。
1.新しいキャンペーンを作成
新しいキャンペーンを作成 をクリックして、任意の目的を選んで「検索」をクリックします。
2.全般設定で、広告の範囲やターゲット、予算・上限単価などを設定
- ネットワーク
純粋に検索結果に表示された際に広告表示したい場合は、検索パートナーやディスプレイネットワークを含めるのチェックを外しておきます。 - 設定を全て表示をクリック
広告の配信期間が決まっている場合などは、ここから入力します。 - 地域
日本とすると日本全域が配信範囲となるので、地域や範囲を絞り込みたい場合は「別の地域を入力する」にチェックして検索オプションから絞り込みをします。
3.広告文を作成して配信する
全般設定が終わると、広告文を作成します。広告の見出し、広告からのリンク先のURL、説明文を入力します。
クリックされるように魅力的な内容にすることが大切ですが、各種法律の広告規制に違反していたり、過大な表現などは審査で落とされることになりますので注意が必要です。